老後のための貯金なんて贅沢すぎてできない
20~30代の男女300名への現在老後のために貯蓄をしているかという調査で、していると答えた人が63.7%いたようだ。
これを多いと思うか、少ないと思うかは人それぞれだを思うが、3人に2人程度は30代以下でも老後のための貯金をしているということになる。
かく言う私はというと、少数派の『していない』方になる。
貯金は少しずつだが、している。
しかし、老後のためではない。
もっと身近な、家電や車などの買い替えや、万が一体調を崩したりして、収入が減ってしまったりした場合への備えである。
あるかどうかも分からない老後のために貯金をする余裕はない。
母を早くに亡くした経験を持つ私としては、老後が必ずあると考えること自体に疑問を感じる。
たしかに長く生きていけばそれだけお金がかかるのだろうから、年金が当てにならないと言われるこの時代に、老後のための貯金をするのはある意味当たり前なのかもしれない。
でも、老後のためにと貯金をして、早死にしたらどうするのか?
子供がいるなど、お金を残す相手がいるのなら、まあ良いのかもしれないが、私にはそんな相手は今のところいない。
いつか結婚し、子供が生まれたら考え方も変わるかもしれないが、独り身の私としては老後の蓄えよりも、目の前の必要なものにお金を使う必要がある。
老後の蓄えなんて私にとっては贅沢以外の何物でもない。