児童養護施設で育つことは不幸なのか?
今日もご訪問ありがとうございます、ゆきみです。
自己紹介でも書きましたが、私は高校卒業まで児童養護施設で育ちました。
普段は聞かれでもしない限り、自分の境遇をわざわざ人に語るようなことはしませんが(このブログでは語っていますが・・・)、たまに両親のことや出身地のことなどを聞かれて、児童養護施設で育ったことを人に話すことがあります。
そうするとだいたい気まずい雰囲気になるので、ウソをついてでも隠した方が良いのかなと思うこともあります。
大抵の人は口には出さないまでも「悪いこと聞いちゃったかな?」みたいな反応をするんですよね。
中には「そっか~、大変だったんだね。」みたいなことを言う人もいて、こういうことを言われると正直「何も知らないくせに勝手なこと言うな。」と思ってしまいます。
もちろんそんなことは口には出さず、表向きは「そんなに大変でもないよ~。」と笑って返していますが・・・
私自身、自分の育ってきた環境というか、おかれた境遇が不幸だなんて思ったことは一度もありません。
両親がいないことで寂しいと感じたことはありますし、やはり施設だと金銭的な面など我慢せざるを得ないことも多々あって、両親がいてほしいものを買ってもらえる境遇にある友人をうらやましく思うこともありました。
でも世の中には親から虐待されたり、育児放棄されたりする子供もいるわけで、私は施設では職員の方々に本当に良くしていただき幸せだったと思いますし、一時期話題になった施設での虐待なんてものも私が知る限りではありませんでした。
さらには奨学金を借りることで、大学まで行って、無事正社員として就職もでき、自立して生活していけるまでになったわけですから、不幸だなんてことはありません。
それどころか、小さいころに親を亡くしても、生きていける制度が整っているこの国に生まれたことは本当に幸せなこととさえ思います。
ちょっと何が言いたいのかわからなくなってきましたが、もし周りに私と同じような境遇の人がいたとしても特別視するのではなく、普通に接していただきたいなと思います。
変に気を遣われても、こちらも気を遣わなくてはならなくなるので、お互い良いことなしですよね。
最近、会社での配置換えがあって新しい環境でいろいろ聞かれて、そういう場面に遭遇することが増えているので、ちょっと私の思いを書いてみました。
何の参考にもならないかもしれませんが、最後までお読みいただきありがとうございました。
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